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国内旅行保険のイロハを詳しく解説

更新年月日:2012年10月02日

国内旅行保険とは?

国内旅行中に、不慮の事故などで負ったケガの治療費や、死亡時・後遺障害を補償してくれるのが国内旅行保険です。

国内においては、海外と違って健康保険が使えるため、高額な治療費を払う心配はまずありません。また言葉の心配もいりません。海外旅行よりもトラブルに遭うリスクが少ない分、補償内容や金額の面で海外旅行保険よりも限定的になっています。

必要性という観点からも、年会費無料の一般カードにはほとんど付帯されず、ゴールドカード以上など年会費が必要なカードに付帯する場合がほとんどです。

適用条件

カードによって適用条件に違いはあるので利用規約の確認が必要ですが、概ね以下のような費用が補償されます。

  • 病気やケガによる死亡・後遺障害の見舞金
  • 病気やケガの治療費
  • 病気やケガで7日以上入院するときの一時金

治療費や入院費が補償されるのは、ゴールドカード以上の場合がほとんど。一般カード(特に年会費無料カード)ではあまりお目にかかれません。海外旅行保険の適用条件と比較すると、適用条件もかなり限定的になっていることが分かります。

しかも、補償されるのはあくまで“偶然”の事故によるトラブル。例えばケンカや犯罪行為を起こしたことによるケガ、脳疾患や疾病・心神喪失などによるケガは補償の対象外。また女性では、妊娠・出産・流産などの医療措置も対象外となっています。

付帯条件は利用付帯が主流

大抵の場合が利用付帯です。旅行に行く際に利用する公共交通機関の費用や、ツアーのパッケージ費用をクレジットカードで支払った場合のみ、保険の対象となります。海外旅行保険と比較すれば補償内容は見劣りますが、こうした料金をカードで支払うのは忘れないようにしましょう。

補償金額はどのくらい?

ゴールドカード以上では、死亡・後遺障害の補償金が数千万円から1億円、入院・治療費は1日3,000円程度が相場。一般カードでは入院・治療費は補償されないケースがほとんどで、死亡・後遺障害の補償金も1,000万円から高くて5,000万円ほどです。

金額面から見ても、国内旅行保険は自分にかける保険というよりも、遺された家族に対しての保険と考えた方が良いでしょう。

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