ショッピング保険のイロハを詳しく解説
更新年月日:2012年10月02日
ショッピング保険とは?
クレジットカードが活躍するのは、主にショッピング。それが高額であればあるほど、ポイント還元や分割払いなど大きなメリットを受けることができます。しかし、そうして購入した商品が、万が一壊れたり、盗難や火災にあったりしたら…。そんなときでも味方になってくれるのがクレジットカードです。
ショッピングにおいてトラブルに遭った場合、その代金を補償してくれるのが、クレジットカードに付帯しているショッピング保険。カード会社によっては「お買物安心保険」「ショッピングガード」「ショッピング・プロテクション」など呼称がまちまちですが、いずれも同じ保険です。
以前はゴールドカード以上のクレジットカードに標準で付帯していた保険ですが、昨今では年会費無料の一般カードにも標準装備というのが当たり前になっています。便利な世の中になりました。
補償の適用期間
クレジットカード会社によって様々ですが、大抵のカードでは購入から30~90日の間に遭ったトラブルに対して保険が適用となるケースがほとんど。稀に、ソニーカードのように、ソニー製品に限り180日間補償となっているカードもありますが、あくまで例外と考えておいた方が良いでしょう。
対象となる商品について
保険とはいえ、購入したすべての商品に対して保険が適用されるわけではありません。以下のような商品の場合には保険適用外としているカードが多いので、覚えておいてください。
- 乗車券や定期券など、書類として購入する商品
- 食料品
- 動物や植物
- 義歯やコンタクトレンズ
- 自動車や原動機付自転車、自転車など
また、本来は保険の適用となる商品でも、故意や、請求者の重大な過失(落としたり保管方法を誤るなど)、地震や水害による損害の場合は適用外となるケースがあります。
補償金額はどのくらい?
利用規約を読めば分かるのですが、補償金額に関しては「年間最高補償額」と「一事故あたりの免責」という2つの説明があります。
「年間最高補償額」は、1年のうちに保険会社が補償してくれる総額で、一般カードで概ね50万円から、ゴールドカードでは100~1,000万円も補償してくれる会社もあります。
「一事故あたりの免責」は、保険会社側の責任の免除、という意味。つまり、保険の申請者が自己負担する額のことで、大抵の場合、1万円以上の額が設定されています。概ね1~5%の範囲内で、免責が設けられているケースが多いようです。
利用場所や支払方法による制限も
海外での購入品のみなのか、海外・国内ともに適用対象か、利用場所によって適用条件が変わる場合があります。ゴールドカード以上なら、国内外問わず適用される場合が多いのですが、年会費無料カードは「海外のみ適用」のケースもあるので要注意。また、「リボ払いのみ適用」といったケースもあるのでお手持ちのカードの適用条件を確認しましょう。