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居住形態と居住年数が審査に与える影響を徹底解説
更新年月日:2013年07月14日
住居は持家か賃貸か、何年住んでいるのか?などなど・・・一見カード審査と関係なさそうな項目だが、カード会社が審査でしっかりチェックしている項目だ。このページでは居住形態と居住年数が審査結果に与える影響について、某カード会社で審査を担当している専門家にヒアリングをしてみた。
目的は返済の踏み倒しをなくすこと。住所不定は論外
カード会社は「このきちんと返済してくれるか?」を審査でチェックしている。その中でも住所の確認は重要だ。
カード会社が最も心配しているのは、利用者がカード利用額を支払わないまま連絡が取れなくなってしまうこと。そこで住所は督促をする際の最後の手段になるわけだ。従って、住所の有無は最重要視されるわけで住所不定、住まいのない人は絶対に審査に通らない。
居住形態と居住年数を確認する理由
住まいの有無が大事なのは当然だが、居住形態(持家or賃貸)と住んでいる年数が確認される理由は?というと、実はカード利用者と連絡が取れなくなる確率が、居住形態と密な関係があるそうだ。
某カード会社の統計では、持家や居住年数が長い人は延滞や雲隠れする確率が極めて少ないそうだとか。このような理由からどこのカード会社もチェックしているのだ。
「逃げづらい」環境ほど高評価
「俺は逃げたりしないよ」と言いたくもなるが、実際に「逃げづらい」環境に身を置く人ほど、雲隠れする確率が低いそうなので、カード会社がこのように評価してしまうのも仕方がない。
居住形態の項目で、評価の高い順番に並べてみた。
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- 持ち家(本人名義)
- 持ち家(家族名義)
- 官舎
- 社宅
- 寮
- 賃貸(アパート・マンション)
- 公営住宅
- 下宿・住み込み
- 住所不定・ホームレス
クレジットカード会社は、家や土地が担保になるため高く評価しているわけではない。「連絡が取れなくなる可能性が低い」として踏み倒しリスクが低い点で高く評価しているのだ。その点で、公務員の住まいである官舎や、規模の大きな会社で用意されることの多い社宅も逃げられる可能性は相当低いだろうと判断している。
ホームレスは先ほども述べた通り、どのカード会社も審査も通過しない。先ずは家を見つけるところから始めなければならないため道のりは長いだろう。
賃貸は5年以上が望ましい?
賃貸物件に住んでいる人が低く評価されるかというとまったく問題ないだろう。賃貸が理由で落ちるなら一人暮らしの若者の大半が審査に通らないだろう。
「賃貸」という理由だけで減点されることはないと考えて良い。一般的には「居住年数」と合わせて審査される、例えば同じ賃貸物件に5年以上住んでいるのであれば、持ち家に住んでいる人と同等に評価され減点されることはない、などカード会社によって考え方は様々だが、年齢が若ければ若いほど気にしなくても良い項目だろう。
1年未満だったり、住み込みで働いているような人でも、評価が低く減点「されるかもしれない」程度に考えておこう。