磁気ストライプが読み取れないときの対処法
更新年月日:2012年07月07日
クレジットカードの磁気異常とは?
クレジットカード裏面の黒い帯、磁気ストライプと呼ばれる部分には、カード所有者の情報が詰め込まれています。そのため、この磁気ストライプが読み取れるかどうかで、カード利用できるか否かが決まるのです。
クレジットカードを利用する際にはCAT(Credit Authorization Terminal)端末にカードを通しますが、このときに情報を読み取れない場合に磁気異常が疑われ、その場でカードを使うことはできなくなります。外見からでは判断できません。カードを提示してから異常が判明するため、カードを使おうと思ったときに使えないという、非常にやっかいなトラブルと言えます。
磁気異常が起きる仕組み
クレジットカードに採用されている磁気ストライプは、高い磁力の保持力を誇るもの。そのため、一般家庭にあるような磁石に近づけたとしてもダメージを受けることはありません。では、どんなときに異常が起こるのでしょうか?それは、強力な磁力が近づいたとき、です。
気を付けたいのは、クレジットカードの保管方法。例えばテレビや携帯電話など磁力を発する家電製品の近くに長時間置いておくと、磁気異常が発生することがあります。たとえ強力でなくても、長時間、磁力があるところに置いておくと問題が起きてしまうようです。
また最近では、小売店で磁気異常を引き起こすトラブルが頻発しています。というのも、商品に付いている防犯タグを外すための機械が強力な磁力を発しているのです。レジの脇に、グレーのパット状の機械を見かけたことがある人も多いでしょう。あの機械の近くにクレジットカードを置くだけで、磁気異常が起こってしまいます。
もちろん、例えば鋭利な刃物などで傷が付いたときなどは、問答無用で使えなくなります。取り扱いには十分に注意しましょう。
磁気異常になってしまったら
クレジットカードが磁気異常を起こしたとしても、ICチップが付いたカードであれば、IC対応の加盟店であれば、その場ではカード利用ができます。ただしこれは、IC対応の加盟店に限った話。あくまでの応急処置なので、すぐにカード会社の再発行窓口に連絡をして手続きをおこないましょう。
クレジットカードが磁気異常を起こしたら、残念ながら再発行するしか手はありません。再発行手続きというとやっかいな感じもしますが、実際はコールセンターの指示に従って進めるだけでOKと簡単なもの。早ければ3日、遅くとも10日前後では手元に新しいクレジットカードが届きます。