本人会員と家族会員とは何か?
更新年月日:2012年07月15日
カード審査の対象は本人会員
クレジットカードとは、カード会社が申し込み者を信用した上で発行するカードです。つまり、カードを使えるのは、カード会社から信用された人だけ。そういった意味で、「本人会員」、「本会員」と呼ぶ場合もあります。
カード利用でサインを求められる際には、当然ですが、カードの所有者本人のサインが必要になります。もちろん、暗証番号の入力を求められる際も、原則として入力するのは所有者本人でなければなりません。夫のカードを妻が使う…といった行為も認められていないのです。
本人会員の配偶者と子供も家族カードが発行できる
とはいえ、1人につき1枚のクレジットカードを作るとなると、カードの管理や利用状況を把握するのが大変。そこで便利なのが家族会員で、カード所有者の配偶者や親、子どもなど家族に向けて、家族カードが発行されます。
発行された家族カード(子カード)には、大元のカード(親カード)の所有者の名前ではなく、発行された家族の名前が刻印されます。当然、裏面のサイン欄にも、発行された家族の名前をサイン。利用時にサインを求められる際には、そのサインを使うことになります。
家族カードの支払いは、すべてカード所有者への請求に合算されます。そのためカード所有者にとっては、家族の利用状況を把握することができると同時に、請求をひとまとめにできるというメリットがあります。とはいえ、家族カードを発行したからといって限度額が引き上げられるということはないので、使い方には注意が必要です。
家族カードのメリットとは?
前述したように、家計をひとまとめに管理できるのは家族カードの大きなメリットと言えるでしょう。もちろん、家族カードを作るメリットはそれだけではありません。
年会費が割安
親カードが年会費無料であれば当然、家族カードにも年会費はかかりません。年会費がかかるカードでも、大抵の場合、家族カードは無料になるか、親カードの半額程度に抑えられています。年会費がかかるカードを家族が別々に持っている場合と比べれば、断然おトクです。
保険などの機能も本人会員並みに付帯
親カードに付帯する海外・国内旅行保険やショッピング保険は、大抵の家族カードに同様に付帯されます。万が一の備えのために余分に出費する必要はありません。
ポイントが貯めやすい
物理的にカードが増えるわけですから、カードを使う機会も増えるでしょう。家族カードを作るということは、効率良くポイントを貯めることにもつながるのです。
このように同じ家族なら家族カードを発行した方がメリットも多いです。ご家族のいる方は「本人にとってお得なカード」よりも「家庭にとってお得なカードは何か?」を考えてみると楽しいかもしれません。早速、夫婦や子供とのコミュニケーションを増やすためにもネタにしてみてください(笑)